こんにちは、神主のgofumiです。
さてさて、今回は「寿命」をテーマにお話ししたいと思います。
みなさん、寿命はあると思いますか?
人はいつ死ぬかどうか、決まっていると思いますか?
私の考えはズバリ、寿命はあると思います。
今日、改めてそんなことを考えさせられる話を聞きました。
若干話は逸れますが、神主って普段どのような仕事をしているのかナゾだとよく友人に言われます。
ナゾって…(笑)
私の場合は、朝の掃除や、朝拝から1日がスタートするのですが、基本的に神社にてご祈祷をしているか、氏子さんの自宅やお店、会社などに出向いてお参りをしに行っている時間が多いです。
毎月決まった日にちに出向いてお参りをする場合が特に多く、『月参り』と呼んでいます。
例えば、毎月1日は朝9時に漁師さんの会社に行って大漁祈願のお参り→9時30分にAさん宅で家内安全のお参り→10時に建築会社に行って1ヶ月間の安全祈願→10時30分に床屋さんのお店で商売繁昌のお参り→……。
…などなど。
上記は例えなので正確ではありませんが、大体こんなかんじのスケジュールで車で移動して各場所にお邪魔しています。
毎月1日は特に出向くお参りが朝からお昼過ぎまで続きますので、結構忙しいのです。
…普段の仕事内容はまた改めてお話ししたいと思います。
話を戻します。
寿命があるかどうかというテーマでしたね!
さて、毎月お参りに行っている老夫婦の家がありまして、毎月1日に健康で過ごせるように、ご家庭の神棚の前でご祈祷をしてさしあげています。
その老夫婦とは、前任の神主から私に引き継がれ、早6年ほどのお付き合いになります。
前任の神主は定年退職してしまったのです。
(…神主って定年退職あるんかいッ!というツッコミが聞こえてきた気がしました。そこらへんはまた今度話しますね。)
その老夫婦には毎月1度お会いするので、ありがたいことに孫のように可愛いがってもらっています。
毎月お参りが終わると、ちょうどお昼時なので僕のために毎月カレーライスを用意して下さっていて、ご馳走になっています。
今日も老夫婦のご健康を願ってお参りをした後、カレーライスを食べている時に、お婆さんとこんな話になりました。
「神主さん、寿命ってあると思う?」
「急にどうされたんですか?!…僕はあると思いますけど、、」
「やっぱり神主さんもそう思う?私も最近寿命について考えていてね…ふと思い返せば、私の兄も亡くなり方が明らかに寿命を迎えて天寿をまっとうしたってかんじの亡くなり方だったの…。」
「どんな亡くなり方だったんですか?」
「あれは3年前のお盆のお中日の日だったんだけどね…家族でお墓まいりに行ったのよ。その時は、親族がたくさん集まってお墓でお参りしたの。」
「なるほどなるほど。」
「お墓の前でみんなで整列してね…。お坊さんがお参りしてくれたあとに、お墓にお線香を焚いて親族が順番にお参りしようとしたのね…?」
「ふむふむ。それでそれで?」
「親族の年長者が80歳を過ぎた兄だったので、兄からお線香を炊こうとして、お線香に火をつけてお参りしようとした瞬間に、兄が急に倒れたの…。」
「え…倒れた?!」
「うん、線香に火をつけた瞬間に倒れたの。その時は親族がみんなパニックになってしまって、唯一冷静だったお坊さんがすぐに救急車を呼んでくれたのよ…。」
「えええええ?!線香に火をつけた瞬間ですか?!」
「そうなの。救急車はすぐに来てくれたんだけど、その時にはもう心臓が止まっててね…。そのまま亡くなっちゃったの…。そんなこともあるんだね、神主さん…。」
「…そんなことがあったんですね…。きっとご先祖さまが連れてったんですね…。持病とかあったんですか?」
「いや、どこも悪くなくてピンピンしてたのよ…。学校の校長もやってて、頭もしっかりしてたのにね…。本当に不思議だね。」
お婆さんは懐かしそうに話してくれましたが、少し目には涙が浮かんでいました…。
このお話をしてくれているお婆さんも、実は4年前に病気で余命宣告をお医者さんから受けており、あと数ヶ月の命と言われていました。
しかし、4年経った今も薬は服用していますが、とても元気にお過ごしになっています。
みなさんは、寿命ってあると思いますか?
私は寿命はあると思いますので、いつ死んでもいいように、美味しいものを食べて、周りの人々に感謝を忘れず、後悔ないように生きていこうと常日頃考えています。
寿命があるにせよないにせよ、どちらにしても、命がある限り、精いっぱい生きていきましょう!
僕は死ぬまでに女優の石原さとみや長澤まさみと食事に行きたいです。(笑)
おしまい。
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