みなさんこんにちは。神主のgofumiです。
ちょっと前ですが、ハロウィンで暴れる若者だが、話題になりましたね。
渋谷で軽トラを力づくで倒して暴れたり、
ハロウィンの翌朝は街中がゴミだらけに…。
いつからこんな風になってしまったんでしょうかね〜。若者はストレスが溜まってるのでしょうかね?
ちょっと話はズレますが、地方都市では、普段は街中が歩いている人もまばらで寂しい感じなのに、お祭りになったら、街中が人で溢れかえります!
「こんなに若者たくさんお祭りに来てるけど、普段は一体どこに住んでいるんだ?」
と、いつも思います(笑)
若者は賑やかな場所や、暴れられる場所を探しているのかもしれませんね。
話を戻しまして…、
ハロウィンて近年とっても流行ってますよね!
あまり良くないニュースばかりではありますが…ひと昔前よりかなり浸透してきてますよね♫
ところで突然ですが、みなさんにクイズです!
「ハロウィンてなぜ日本で流行ったと思いますか?」
「クリスマスはなぜ日本で流行ったと思いますか?」
実は神道の考え方が密接に関わっています。
神道は教義も教典もなく、教祖も創始者ももいません。キリスト教の聖書、イスラム教のコーランにあたるような公式に定められた「聖典」も存在しないとされています。
そもそも神道って、どうやって始まったかについてお話します。
簡単に言うと…
「山には神様がいるから夜になって暗くなったら山の神様怒るから家早く帰って来いよー。」
とか…
「魚取れないから川の前にお供えをおいて、川の神様、どうか魚が取れますようにー!」
とか日本人は考えていたんですねー。
つまり、山とか川とか、大きい岩とか、いろんなものに神様が宿っていると考えて、時には恐れ、時には感謝しながら生活していました。
いろいろなところに神様がいて、八百万の神様がいる、と考えたのが我々日本人です。
神道は多神教であり、一神教のキリスト教などとは大きく異なります。
また、神道は自然発生的に誕生した、自然崇拝が元であり、日本人の価値観や道徳そのものでもあります。
「お米粒を食べ残したらお米の神様が怒って目が潰れるぞ〜?」
と子どもの時によく親に言われた方も多いのでは??
まさしく神道は日本人の道徳を形作っていると言えますね。
そして日本人は元々和を重んじ、寛容な民族であると考えられます。
そのため、6世紀に仏教が伝来した時も、キリスト教が伝来したときも、きっとこのように考えたと思います。
「仏教?仏様?なにそれ?神様のひとりか?それなら大切にしよう。」
「キリスト?なにそれ?八百万の神様のひとりかな?」
このように、多神教の民族である日本人は、うまく異宗教や異文化を取り入れ、発展してきたんですね〜。
「ハロウィン?子どものお祭り?楽しそうだから盛り上がろうぜー!」
…さすが日本人…ハロウィンでコスプレするのも今や当たり前に受け入れられましたね!(笑)
このように、和を重んじ、寛容な農耕民族であり、助け合いの精神がDNAに宿っている私たち日本人ですが、近代化していくことによって蹴落とし合う競争社会になることによって、変化して来ているように感じます。
「自分さえよければいい」
「楽しければなんでもいい」
そんな風になったら日本人の未来はかなり厳しいことになりますね…。
「日本人とはどのような民族なのか?」
そこのところを特に若い人々に伝えていくのが神主であり、みなさんとともに伝えていきたいと思います。
…ここで、ハロウィンで暴れる若者に向けての私からの提案です。
「若者よ!暴れたいなら神社のお祭りで神輿をかつごう!(笑)」
私の地元では、神輿担ぎをするひとがどんどん減ってきており、お祭りがだんだんと寂しくなってきています。
私が子どもの時は、神輿を担ぐ団体の人数も多かったのですが、今は高校生になんとかお願いして担いでもらっている状況です…。
昔は神社のお祭りは非日常を味わえる極上のエンターテインメントだったようですが、今はyoutubeを見たりゲームをしていれば楽しい時代ですもんね…。
お祭りが盛り上がらなければ、地域はどんどん廃れていきます…。
神主の私としては、多くの方に神社のお祭りに参加したり、関わってもらえれば嬉しく思います♫
特にお神輿かつぎがオススメですね!
神様を自分たちの肩でかつぐわけで、、神様のご利益をダイレクトに頂けますよ!
ちなみに、私の友人は神輿をかついだら、その年に10年ぶりに恋人ができて、すぐに結婚する流れになりました。
しかも…
2年連続別々の友人が同じように結婚がすぐ決まりました(笑)
御利益って本当にあるんですよ、皆さん!!
基本的に神輿はどこの神社も担ぎたい人には担がせてくれるところが多いと思います。
ハロウィンで暴れたい若者よ、神様のコスプレをして、神輿をかつごうぜ!
おしまい。また次回っ!
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