こんにちは、神主のgofumiです。
さて、今日は神主ってどのように給料をもらっているかを話します。
ところで皆さん、神主って全国に何人いると思いますか?
ちなみにお坊さんが全国に10万人いるそうですが…。
…正解は、全国で約2万人だそうで、神社は全国で8万社ほどあるそうです。
知り合いに神主がいる方は、結構レアだと思います(笑)
ちなみに私みたいにフランクに神社のことをブログに書く神主は、2万人の中でもかなりレア人材かもしれません(笑)
私の目的は、皆さんに神社や日本文化に親しみを持ってもらうことために、わざとフランクに書いてます!(笑)
もっと堅く書くことだって出来ますよ!神主ですか らね!
…ゴホンッ。
話がそれました(笑)
神主はお坊さんに比べて生活が厳しいと言えると思います。
もちろん、何人もの神主がご奉仕している大きな神社はわりと大丈夫だと思いますが、平日は公務員をやっていて、土日だけ神主をしている、という友人もいます。
人口が少ないところだと、食べていくのもかなり大変です。
幸いにも北海道は神社だけで生活していけるだけの収益がある神社が多いようです。
ちなみに8万社ある全国の神社の中には、農村部にある小さな神社も含まれています。
そのような小さな神社は普段は仕事がないので、神主が常駐しておらず、近所に住む氏子さんが管理していたりするのです。
そして、お祭りの日だけ神主が呼ばれて、ご祈祷したりするんです。
中には、1人の神主が40社も50社も兼務しているところもあります。ひぇ〜大変ッ!
神社がお寺と比べて大変だなぁと思うことは、ズバリ『神社を直す時』です!!
お寺だと骨堂に檀家さんの骨を預かっている、ということもあり、お寺を直す時には、「あなたの家は「〇十万円払ってね〜」という風に、請求されるそうです。
しかーし!一方神社は、お骨を預かっているわけではないので、神社を直す時にはお寺と違って、寄付を募りますが、なかなか集まりません…(涙)
このご時世、なかなか神社に寄付を出せないですよね!
したがって、私たちは普段のご祈祷などでいただくお金を積み立てて、自分たちで神社を直したり維持運営していくために頑張らないといけないのです…(超大変です)。
しかも、お寺はお葬式とか法事などの収益(収益という言葉はあまり使いたくありませんが、わかりやすいので…)が沢山得やすいです。
しかし神社はお葬式やりますが、年に数回あるかどうかって感じです。
じゃあ神主はどうやって生活してるの?
…いよいよ本題ですね(笑)
皆さんのイメージは“お賽銭”が収益のほとんどだと思うかもしれませんが、お賽銭は微々たるものです。
うちの神社のメインは、年に1度年末に頒布する「神棚の神札」の収益とご祈祷料やお守りの収益がメインですね。
ちょうど今七五三の時期なのですが、最近は子どもも減って来ており、七五三などは写真を撮って終わり、という家庭も少なくなっています。
したがって七五三のご祈祷の件数は昔より減っていますが、厄払いや新車のお祓いなどは沢山させて頂いています。
しかし、神社仏閣を特に大切にする高齢者がドンドン減って来ていますので、神社の収益は減る一方です。
特に小さな神社は収益がほとんどないため、台風や地震で壊れたら、壊れた部分はそのまま、というところもあると思います。
わたし地震、旅行先で見つけた神社にはお賽銭を入れてお参りしますが、小さな神社はお金で苦労しているでしょうから、なるべく沢山お賽銭を入れます。
皆さんも、特に近所にある小さな神社は維持運営が大変だと思いますので、たくさんお賽銭を入れてあげてくださいね♫
日本は人口が減る一方ですし、特に都会に人が流れていって、地方の神社はこれからもっと維持運営が大変になっていきます!
維持運営が出来なくなれば、小さな神社は、壊しされてしまった、“合祀(ごうし)”といって、大きな神社にご神体を移し、一緒に祀ってもらったりします。
自分の生まれ故郷の小さな神社がなくなったら、寂しいですよね。
神社の生まれ故郷の神様のことを、“氏神様(つうじがみさま”と言います。
氏神様は、あなたが生まれた時から、遠くに離れて暮らすことになっても、ずっとあなたの氏神様です。
氏神様を守るべく、神社にたくさん行って手を合わせてくださいね♫
今後は、神社は日本文化を守るための拠点になると私は考えています。
外国人も神社に参拝するひとが増えておりますが、日本人も日本文化を忘れないためにも、神社を大切に後世に伝えていきたいですね♫
グローバルな神主を目指して、私は毎日英語を勉強しています(笑)
日本文化の素晴らしさ、神社の素晴らしさを外国人に伝えられるように頑張ります♫
皆さんは、とりあえず近所の神社がなくならないように毎日参拝に行ってくださいね!(切実)
それではまた次回♫
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