こんにちは、神主のgofumiです。
今回は、大学時代バックパッカーだった私が神主を志した話をしますね♫
さて、まず私は、今でこそこんな風にブログで神社のことを書いたりしていますが、高校生時代はバスケ部の2軍の腐ったミカンとして暗黒面に落ちた生活をしたり、大学時代は旅先のアメリカで殺されかけたり、いろんなことがありました。
※詳しくは過去のブログ記事参照神主があなたが最近ツイてない理由教えます〜2軍バスケ部員だった神主の哀しき青春〜 - 神主gofumiの爆笑雑記ブログ
自己紹介〜神主の私がロサンゼルスで殺されかけた話①〜 - 神主gofumiの爆笑雑記ブログ
神主の私がロサンゼルスで殺されかけた話② - 神主gofumiの爆笑雑記ブログ
大学3年生の時、どこかの東京の会社に就職しようと、それなりに就職活動をしていました。
当時大学の仲間とバンドを組んでいた私は、
「俺は音楽で食べていきてぇ!フジロックフェスティバルに出演して、ロックで世界を変えるんや!」
…的なことも言ったりしていましたが、バンド仲間はあっさりバンドを辞めて、みんな普通に就職活動をし始めたので、流されやすくて小心者の私は中途半端なロックンロール魂はすぐに放り捨て、就職に向けて、お母さんの皿洗いを率先してお手伝いするような優しい青年の心に入れ替えました(笑)
就職活動に先立ち、まずは美容院にいきました。友人となぜか長さを競っていたロン毛もバッサリと切りました。
「就職活動用に、ぴっちり七三分けでお願いします!」
お皿洗いを率先して行うような心と、ぴっちり七三分けの髪型を得た私は、意気揚々と就職活動戦線に突き進み始めたのです!
まず、就職活動の第一関門は、エントリーシートの提出です。
たくさんの企業にエントリーをし、第一歩めを踏み出しました。
応募したのは、アパレルでバイトしていたのでファッション系の商社、旅好きなので旅行会社、なんとなくメーカー系とかいろいろ申し込んでみました。
そんな時に、とある企業のエントリーシートに書くべき質問事項のひとつに、こんな質問がありました。
「あなたが苦手なことはなんですか?」
いろんな就職活動の本を読み漁って研究した私は、なんて回答したらいいのかさっぱりわかりませんでした。
「なんて書いたらええんや…!わからん…!」
…模範解答が思いつかなかった私は、こう書きました。
「私が苦手なことは、“気まずい空気”です。」
…ちょっと笑いのわかる人事担当者なら、クスッとウケるかも…HAHAHA!!!
…今考えたら、なにを狙ってこのように書いたのか全く謎ですし、自分が人事担当者ならすぐ落としてますね(笑)
しかし、そんな感じで提出したエントリーシートもなんと見事通過し、なんとか就職活動2ndステージの面接までたどり着きました(笑)
「面接って緊張するなー。やだなー。もうどこの会社でもいいから早く就職活動終わってほしいわー。」
などと友人と話している時に、運命の電話が…。
「元気か?」
父からの電話でした。
父「就職活動がんばってるとこ悪いんだけど、兄貴も神社継がないって言ってるし、お前が継いでくれないか?」
私「え…まじか…う…うん…考えてみる。」
私は数時間悩みました。
そして父に電話しました。
「あ、もしもし〜?しょうがないから神社やるわ〜。」
就職活動でメンタルを削られ始めていた私は、就職活動をしなくてもいい、というダサい考えで頭がいっぱいになったこともあり、神主を目指すことにしました。
今このように赤裸々に話すと自分の頭の弱さが露呈されてしまいますが、改めて今考えたら、きっと神様が引っ張ってくれたんだと思います!
神主になる運命だったのですよね、きっと。
ちなみに、5歳上の兄が神主を継ぐ気がないから私が神主を目指すことになったのに、結局、今は兄も神主を一緒にやっています(笑)
「兄弟2人で神社を盛り上げ、地域の人々のために奉仕しなさい」
そんな風に神様が使命を与えてくれたんだと思います♫
…さて、就職活動を序盤にフェードアウトした私は、この後“國學院大学”に入ることになります。
「おいおいgofumiよ、また4年間大学に通うのか?」
そう思った読者の方はいらっしゃいますか?
ノンノンノン♫実は違うんです!
実はですね、東京渋谷にある國學院大学の神道学部に4年間行くと宮司になる資格を得られるのですが、私の場合は1年間行けば宮司の資格を得られたのです!
なななんと!他の大学を4年間行って卒業した人は、1年間で宮司になれるコースがあるんですよ!
ただし、結構カリキュラムがギュウギュウに詰め込まれてるのでかなり大変でした。
なにせ、4年分を1年間で学ぶわけですから、それは相当な勉強量ですよね!
そんなこんなで、國學院大学で神主の資格取得を目指すことになった私。
このとき、こんな不安がありました。
「キリスト教系の大学行った私みたいな人って、他にいるのかな?」
大学のキャンパス内にチャペルがあったり、どデカイクリスマスツリーがあったりする大学を卒業した私みたいな人、いるはずないですよね…。
ですが、蓋を開けてみると意外といました!
とても大きい神社の息子なのに、同じくキリスト教系の青山学院大学を卒業した同い年の男が…(笑)
長くなってきたので、続きはまた次回っ!
乞うご期待!
次回予告
「私が体験した神主の修行の話〜地獄の滝行でこの世にお別れ?!の巻〜」
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