神主gofumiの爆笑雑記ブログ

北海道釧路市厳島神社の神主gofumiのブログです。明日職場や学校で話せる面白い話を書いていきます。twitter@gofumi3

神主の私が歌舞伎町のぼったくりバーでぼったくられた話

こんにちは、神主のgofumiです。

 

さて今回は、私が23歳の時、神主の学校に通っていた時に起きた「ぼったくりバー事件」にいてお話しします。

 

神主なのに、あんな危険な目に遭うのは2度とごめんです…。

 

《もくじ》

◇「國學院大学」に通い始めた私

私は北海道釧路市の神社の家の次男として生まれました。

 

高校卒業後は東京にある「立教大学」に4年通い、サラリーマンになろうと思っていました。

 

しかし、立教大学3年時の就職活動の時、宮司である父にこう言われました。

 

「兄貴が神社に継がないみたいだから、gofumiが継いでくれや!」

 

就職活動も佳境にさしかかっていた時にそう言われた私。

 

「誰かが継がないといけないよなぁ…。ヨッシャ!じゃあ神主やるわ!」

 

…そんな経緯で、『國學院大学』という神主養成の学部がある大学に1年通いました。

 

東京の大都会「渋谷」にある國學院大学。

 

「國學院大学」では、朝から夕方まで授業があって、その後はマンションに帰る生活でした。

 

(※普通は國學院大学は4年通わないと宮司の資格を取れません。しかし、他の大学に4年間通っていた人は1年間で資格が取れちゃいます!)

 

そんなある日、神主の同期の仲間と2人で飲みに行くことになりました。

 

それが「地獄への下り坂」だったのです…!!!

 

◇歌舞伎町へ飲みに行くことになった田舎者の私たち

 

「gofumiー!今日は東京のどこかイケてる店で一杯飲みに行こうやー!」

 

「いいっすねー!賑やかな店に飲みにいきましょー!」

 

放課後、仲が良かった「Mさん」と飲みに行くことに。

 

「Mさん」は関西の大学出身の26歳。

 

私より2歳年上のバリバリ関西弁のお酒好きのイケメン。

彼は関西の由緒ある神社の跡継ぎで、東京はかなり「アウェー」の地で、東京の華やかさに日々浮き足立っていました(笑)

 

(ちなみに私達が通っていた國學院大学の1年コースは、全員で33人くらいの同期がいました。4年制の他大学出身者や、脱サラした30代、定年後に神主を志す60代など多世代が在籍!)

 

「おれ新宿の歌舞伎町で飲んでみたいから行こうや!」

 

「あー!僕も歌舞伎町で飲んだことないので、行ってみますかー!」

 

◇東京の未知の魔境「歌舞伎町」

 

田舎者の私たちは心を躍らせ、渋谷から電車に乗り、夜の歌舞伎町に行きました。

 

人混みで溢れる新宿駅からしばし歩くと、ネオンが輝く歌舞伎町が見えてきました。

 

「東京ってかんじやな!」

「そうっすね。なんかワクワクしてきましたね(笑)」

 

大都会そのままのイメージで迎えてくれた歌舞伎町。

 

なぜかワクワクが止まらず、田舎者丸出しでキョロキョロしながら歩いていました。

 

「お兄さんたち、飲み屋さがしてますかー?」

 

突然、茶髪でロン毛のお兄さんが話しかけてきました。

 

「お姉さんいる店が60分4000円でご案内しますよー。」

 

「お、ちょうどええな!案内したってやー!」

 

「ちょちょ、ちょっと!Mさん!ちょっと待って下さいよ」

 

「なんやねんgofumi!ええやんけ!」

 

ここでコソコソ話を始めた私たち。

 

(…Mさん、客引きに捕まってお店行ったらヤバいって聞いたことありますよ!やめましょうよ!)

 

(なんでやねん!ええやんけ!店探すの大変やんか!)

 

(いやいやいや、危険ですって…!とにかくついて行かない方がいいですって!)

 

(なんやねんお前は!俺は遠回しなのがきらいやねん!お前みたいにグズグズしとらんねん!)

 

(いやいや!なんで傷つく事言うんですか笑)

 

「客引きのお兄さん!こいつもうええから、お姉ちゃんの店連れてってや!」

 

「Mさん!まじすか!大丈夫かなぁ…。」

 

「こいつビビリやし、デブやから判断も遅いねん!」

 

「ありがとうございますぅー!それではご案内いたしますねー!」

 

「…Mさんひどすぎる(笑)…何事もなければいいけど…。」

 

…そんなわけで、客引きのキャッチのお兄さんについていくことになった私たち。

 

「お兄さんたちどこから来たんですか?」

 

「俺が関西で、こいつは北海道のど田舎出身ですわ!」

 

(…いや、北海道でも釧路市だからそんなに田舎じゃないし!)

 

「そうですかー!歌舞伎町は可愛い子たくさんいるから楽しめますよー!」

 

「ホンマ?楽しみやわー。しかも60分4000円やろ?!やっすいわー。」

 

「そうっすねー!ウチの店は特にお安いんですよー!」

 

「ホンマやなー!歌舞伎町来たら毎回お兄さんに連絡するわ!電話番号教えてくれへん?」

 

「ぜひぜひ!番号は、090-〇〇〇〇-〇〇〇〇です!初対面なのに仲良くなれて嬉しいっすわー。」

 

「こちらこそや!いやーテンション上がってきたわー」

 

(Mさん絶好調だなぁ。まあ、きっと大丈夫だよな!よし!)

 

そんな調子で客引きのお兄さんに連れられながら、歌舞伎町を我が物顔で歩くMさん。

 

そしてその後ろを肩身狭〜く歩く私。

 

5分くらい歩くと、お店の前に到着しました。

 

◇お店(地獄)に到着

「お待たせしましたー!このビルの3階になりますので、入り口までご案内しまーす!」

 

「おぉー!ここかここかー!」

 

(うわぁ…なんか陰気臭いビルだなぁ…)

 

一抹の不安を抱えながら、エレベーターに乗り込む。

 

「チーーン。」

 

 

3階に到着。扉が開き、肩で風を切るように堂々と出て行くMさん(笑)

 

私たちがエレベーターを降りると、入れ替えで20後半の客らしき青年と、ド派手なキャバ嬢がエレベーターで降りて行った。

 

 

「…うわぁー、すごいギャルだ!派手な店だなぁ…。」

 

そんなことを考えているうちに、お店の入り口の前に到着。

 

「それでは“前金”になりますので、ここでお支払いをお願いしまーす。お2人で8000円ですねー。」

 

「おー!わかったわかった!gofumiよ!ここは俺が払ったるわ!」

 

「マジですか?!ありがとうございます(^^)」

 

「それでは2名さまご来店でーす♫」

 

…ドアを開けると、暗い室内にネオンが煌びやかに光っている。

 

大音量でクラブミュージックが流れ、キャバ嬢らしき沢山の女性たちが男性客とソファで会話している。

 

「こちらの席へどうぞー!」

 

Mさんと私はお店のド派手な雰囲気に圧倒され、お互い声を発せずに、そのままソファに着席。

 

手にはうっすらと汗をかいてしまっていた。

 

(gofumiよ!歌舞伎町はやっぱすげえな!)

 

(Mさん!これが都会っすよ!)

 

シャイボーイズの我々は、お互い顔を寄せ合い、耳打ちしながら会話をし、高鳴る鼓動を抑えるのに必死でした。

 

「いらっしゃいませー!レイナちゃんとマナちゃん、エミちゃんサクラちゃんでーす!」

 

「コンバンワ〜。」

 

黒服の男性店員に連れてこられた女性4人が、私たちの両隣りに座りました。

 

「お兄さんたち、何飲ミマスカー?」

 

「お、おう!俺は焼酎水割りで頼んますわ!」

 

「ぼ、ぼくも同じでお願いします…!!!」

 

女性たちは、アイドルみたいな顔立ちで、芸能人並みの美女!

 

スタイルもモデル顔負けで、まさにテレビの世界に迷い込んだかのようでした。

 

「じゃあカンパ〜イ❤️」

 

女性陣も飲み物を頼み、6人で乾杯しました。

 

「いや〜歌舞伎町の女の子のレベル高すぎやろ!どないなっとんねん!最高やわ!」

 

「そうですね!緊張でお酒の味がわかりません!(笑)」

 

「お兄さんたち、東京の人デスカ?」

 

「ちゃうねん!今日は社会見学で歌舞伎町に飲みに来たんや!」

 

「ソウナンデスネー!オモシローイ!」

 

 

 

…アレ?

 

なんか、中国人っぽい話し方だと気付いた私。

 

「あの〜お姉さんたちって、日本人ですか?」

 

「ソ、ソウデスヨ〜。当たり前ジャン!」

 

(めっちゃ怪しい…)

 

この時点で、なぜかイヤな予感がしてきた私。

 

……乾杯から5分ほど経った時、女性のひとりが私にこんなことを言ってきた。

 

「トコロデお兄さんたち、早速だけど、今日どうするー?」

 

「え?どうするってどういうこと?」

 

「え?ここデートクラブダヨ??」

 

「え?デートクラブってなに?」

 

「好きな女の子を指名して、そのままお店の外にいってデートスルヨ!」

 

「はっ?どゆことやねん!普通に飲む店ちゃうんか?!」

 

「違うヨ。じゃあお兄さんたち外には行かないノネ?」

 

「行かへんよ!ただ飲みに来ただけやねん!」

 

「オッケー。じゃあ失礼しまーす」

 

急に真顔になり、そんな台詞を言って立ち去って行く女性たち。

 

「え…????」

 

状況が理解できないまま、顔を見合わせる私とMさん。

 

「お兄さんたち、どうしましたぁー?!」

 

すぐにプロレスラーのように厳つい体の、コワモテの店員の男が私たちのところにやってきました。

 

「いやいや、どういうことやねん!デートクラブとかわけわからんこと言われたんやけど!」

 

「はい、当店はデートクラブでして、女性を外に連れ出してデートをするお店です。」

 

「は?聞いてないんやけど!客引きの兄さんに紹介されて、安く飲めるって聞いて来たんやで!」

 

「そうですよ!入り口で8000円払って入場したんですよ…!(小声)」

 

「さて?当店は客引きは雇っておりませんが…??」

 

「は?ふざけるなや!どうなってんねん!」

 

キレまくりながら、客引きの兄さんに電話するMさん。

 

「…このお電話は、お繋ぎできません。ツーツーツー…」

 

「やられた…」

 

◇店からの脱出を図る私たち

「お兄さんたち、どうします?デートするなら1人10万でいいですけど?」

 

「はぁー?10万?!意味わからへんわ!もう帰るわ!」

 

「ではお会計させて頂きますね。」

 

「いや、もう払ったっちゅーねん!gofumiいくで!」

 

そう言って立ち上がったMさんを睨みつけ、男はドスの効いた声でこう言いました。

 

「お客さん、困りますわ!とりあえずここで帰るなら5万円でいいですわ。」

 

「5万やと?!おれら5分前に来たんやで?!」

 

「お客様のドリンクと、ドリンク用のアイス代、女性キャストの飲み物代などもかかってますので、5万円になります。」

 

「ふざけんなや!」

 

「ふざけてません。お兄さんたち、このまま帰れると思ってます?」

 

「うぅ…。」

 

「別の部屋でお話ししましょうか?別のスタッフも交えてお話ししましょう。」

 

(…Mさんヤバイですよ!もう払って逃げましょう!!)

 

(く、くそ…ッ!!!)

 

「わかった!じゃあ払うわ…」

 

「ありがとうございます。」

 

Mさんが財布から5万を出し、その男に渡しました。

 

すぐさまエレベーターに乗り込み、脱出した私たち。

 

そしてお店の外に出ると、2人で大きなタメ息をつきました。

 

「はぁ…やられちゃいましたね…。」

 

「…最悪やわ東京。ホンマ嫌いやわ東京。」

 

「ボコボコにされるところでしたね…。」

 

「そもそもgofumi、お前のせいや!お前が客引きについて行こうって言ったからや!」

 

「え…僕言ってないです!僕のせいじゃないですよ…。」

 

「もうお前ホンマにうるさい!帰るで!」

 

そう言ってすぐさまタクシーに乗り込むMさん。

 

私も同乗し、一緒に駅までタクシーで行きました。

 

車内は無言で、あまりのショックに黙り込む私たち。

 

私がぼんやり窓の外を遠く見つめていたその時!

 

小さくなった歌舞伎町の入り口に、私たちを騙した「客引きの男」を窓越しに発見しました。

 

男は性懲りもなく、また客引きに勤しんでいます!

 

「…あいつ…。待てよ、ここでアイツに何か言っても無駄だよな…。」

 

意気消沈している私は、客引き男を発見したことをMさんに伝えず、冷たい視線を送りながら小さくなって行く男を見送りました。

 

「なぁgofumiよ…」

 

「はい…?」

 

「最悪な出来事やったな。」

 

「そうですね。」

 

「俺ら自分自身を厄払いせんとアカンな…。」

 

「そうですね…(笑)」

 

大事件により、ハートブレイクした私たち。

 

「神主たるもの、邪(よこしま)な心を持ったらアカンてことやな…」

 

「そうっすね…(笑)これからは清く正しく生きていきましょう(笑)」

 

Mさんは、「これは神の試練やで…」という言葉を残し、一人暮らしのマンションにトボトボ帰っていきました。

 

「修行が足りん」という神様の声が聞こえて来たような、そんな大都会の夜の出来事でした。

 

なんともツライ経験でしたが、いつかこの経験が役に立ちますよね???トホホ…。

 

それではまた次回っ!(^^)

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