神主ゴーフミの爆笑雑記ブログ

北海道釧路市厳島神社の神主ゴーフミのブログです。明日職場や学校で話せる面白い話を書いていきます。twitter@gofumi3

神様と会話する方法ってあるの?神社参拝とは?〜吉本芸人・小藪千豊の話〜

こんにちは、神主gofumiです。

さて、今回のアメトーーーク!は

「神社仏閣大好き芸人」の回でした。

 

吉本芸人の小藪千豊さんはいつも神社で神様と会話するそうです!その方法とは?!

 

【もくじ】

 

◇芸人・小藪が神様と会話する話◇

以下、小藪さんの話をまとめました。

「ある日、よくお参りに行く神社があって、そこに参拝したあと競馬に行こうと思っていたんですよ。」

 

「参拝に行く前はAという馬を予想してたけど、お参りした後やっぱりBだと考えを変えたら負けちゃいまして…。

 

「競馬で負けたその時、神様は競馬をやめなさい、と言ってるんだとふと思ったんですよ!」

 

「そのあと、お願いだから有馬記念に勝たせてもらえたらその後1年間競馬しませんって神社で宣言したら550万勝ったんです。」

 

「宣言どおり1年間競馬やめました。

やめているその間に競馬の当たり予想だけはしていたけど、なぜかその予想がズバズバ当たって、後輩に崇拝されましたわ。」

 

「でも1年後に再開したら負け続けてるから、やっぱり神様は競馬やめろって言ってるってことやな」

 

…みなさんはこの話、どう思いましたか?

 

完全に神様と会話してますよね!(笑)

 

「そもそも、誰でもこんな感じで会話できるの??」

 

そう思いませんでしたか?

 

 

「神様って全然お願い聞いてくれないよね」

 

神社の息子として生まれた私が何度も言われたひとこと。

神様って目には見えないけど、いつも“ヒント”をくれているんです。

 

それに気づくか気づかないか、です。

 

(…ちなみに“おみくじ”ってなぜか書いてあることが今の自分にドンピシャリとハマる時が多いです!)

 

「じゃあ誰でも会話できるの?!」

 

…そこはなんとも言えませんが、小藪さんはそれが出来ている。

 

それはなぜか?!

下の続きをご覧ください。。。

 

◇神社はご利益もらいに行くところ?…答えはNO!◇

 

小籔さんは一番お世話になったとして大阪府大阪市にある“住吉大社”を紹介していました。

 

「大きくなったら、住吉大社に恩返しで灯篭を寄付しなさい」

 

 

小さな頃からひいお爺さんにそう言われていた小藪さん。

 

最近、灯篭を寄付する夢が叶ったんだそうです。

 

そんなエピソードの中、こんな話をしていました。  

 

「神社はご利益もらうところ?その答えはNOや!」

 

「俺は神社の維持のために神社に行くねん。」

 

「お賽銭してお守り買って…。ご利益もらいに行ってるわけちゃうねん。」

 

「子供や孫にも、大人になってこの神社で参拝してもらいたいねん。」

 

「その時に神社ボロボロで草ボーボーで、もう無くなってたら嫌やろ!」

 

…ここで、神主の私感動して泣きました(笑)

 

こんな風に考える方がいてくれるとは…。

 

そんなふうに考えているからこそ、神様がより見守ってくれるのかもしれません。

 

ご利益をもらおうとしていないからこそ、ご利益をもらっているだとおもいました。

 

今は“御朱印ブーム”で神社にお参り来られる方がとても増えています。

 

どこの神社でも、お賽銭や御朱印で納めていただいたお金は、神社を維持するために有難く使わせていただいています。

 

もうひとつ小藪さんのエピソードを紹介します。

◇『オカン死んだとき泣くなよ』◇


小藪 そんな初詣の時だけお参り行く。劇場で会った時、挨拶甘めの後輩がジュニアさんの番組にお世話になる時だけ「ジュニアさんあのね、こないだね、バイク買ったんですけどね」云うてくるやつ、それと一緒やないかい。小杉も、周りにいつもあるからいけへん言うてるやろ
小杉 近すぎるから
小藪 ほなオカン死んだ時泣くなよ
小杉 は、どういうこと
小藪 オカンはいつも当たり前のようにおってくれた。ありがとうも言わへん。死んだ時泣くねん。お前がどっかベネズエラか何かに引っ越した。近所に神社があった、失って初めて気づく。おまえらカスや(笑)

 

“当たり前にあった神社も、オカンも、無くなった時にその大切さに気づく”

 

小藪さんの言うとおりですね。

 

 

まとめ◇

みなさんが生まれた土地の神様、そしてよくお参りに行く神社は、皆さんを見守ってくれています。

 

神社の参拝の意味は人それぞれです。

 

「ご利益をもらいたい」

「日々の感謝を伝えたい」

「神様の前で決意を固めたい」

 

色んな想いがあって参拝すると思います。

 

中には小藪さんのように神様と会話をするようにお参りをする方もいます。

 

神社なくなってしまっては、そんな“想いを伝える場”がなくなってしまいます。

 

神社は神主だけ頑張っても維持できません。

 

地域の方、崇敬してくださる方の協力が不可欠です。

 

普段なかなか神社にいかない方も、このブログを読んで足を運んでいただけると嬉しいです!

 

神社がなくならないために、私も頑張って神社でご奉仕しなくては…!!

 

◇おまけ◇

私の妻は、家事も子育ても神社の月替りの御朱印を考えたりTwitterやインスタ(@946itsukushima)の運営もしているスーパーウーマンです。(投稿は私も含め複数人で行っています)

 

そんな尊敬している妻なのですが…。

 

「今回の神主ブログ良かったかな?」

「言われる前に子どもの風呂入れたぜ!へへッ!俺えらいだろ?」

 

などと、話しかけると、いつもリアクションは同じ。

 

「コクン。」

 

うなずきのみ(笑)

 

家でも家事の合間に御朱印のデザインを考えたり、巫女さんのシフトを組んだりと忙しそうな妻。

 

(うちの奥さんは、忙しくていつもかまってくれないなぁ。。)

 

言葉はないけど、見守ってくれる妻。

 

「ウチの奥さんも神様と同じようなもんやんけ…!」

 

「これってウチの奥さんだけじゃないよな、きっと。」

「ハッ!!だから奥さんって“カミさん”て言うのか!」

 

世紀の大発見をしてしまいました。おしまい。